昨年末に発表された2ndアルバム「so are millions of us」が第6回CDショップ大賞甲信越北陸ブロック賞を受賞するなど、まさに勢いに乗る”noid”。NONSTOPBUSでのライブを前にロングインタビューを公開。
—–
(インタビュー:太陽のおなら)
noidは金沢を中心に活動しているバンドだ。ポップなんだけど、少し捻くれてて、温かみがある不思議なバンド。結成10年の追跡と、その独特なバンドサウンドについてボーカルのeさんとベースの鈴木さんに話を聞いた。

Q:バンドの始まりは?
e:2004年の1月くらいやったかなぁ。だからもうちょうど10年過ぎたね。10年2ヶ月とか3ヶ月とか。

Q:それがバンドの結成?
e:そうそう。芸術村に集まって初練習したのがそれくらいで、そこから半年後くらいに初ライブをしたんやわ。

Q:そのメンバーっていうのはどういう集まり?
e:えっとー、AZで俺らが前のバンドで活動してて、スタッフしてたタツヤ君って子がいてその子が最初のベースやったんやけど。その子は大学生だったから。先輩のoggyがいて、oggyを呼んでくれて、俺は前のバンドでyutakaってやつがいてドラム叩いてたからそのyutakaと4人で芸術村で練習を始めて。
まぁオリジナルがその時noidとして「hello」(ミニアルバム『all right』収録)とか何曲かあって、2,3曲。で、そこから30分ステージするために曲を作り、なんかいろいろやったね。コピーしたり。なんかいろいろやってた。

Q: noidを結成するにあたって、(こんなのやりたいっていう)バンドのイメージとかありました?
e:そうやなぁ~・・・うーんどんなイメージっていうより、なんかほんとにメンバーが前のバンドの時よりももっと自分がやりたい音楽をやりたい・・・って当たり前のことやけどね。
それはすごい意識したし、ギター2人っていうのが初めてやって、最初にやったのが3ピースやったから、だからギターのアンサンブルっていうかリードギターが特徴的なバンドを最初は目指したね。

noid-e2

Q:曲作りをしてて、自分のオリジナル、これは自分にしか出せんなぁっていう意識は初めからありました?
e:うーんそうやなぁ。「春を」(ミニアルバム『all right』収録)っていう曲で、あれができたときに、あっnoidとしていけるって思った。「そしてそれからの事」(1stアルバム収録)とかもできていたし、この辺が結構基本になっていって、そんなにその時からブレてなかった。
昔録ったやつは正直技術的に上手くないけど、でも曲としては聞けたしグッとくるものもあったし、俺は嬉しかったね。10年経って昔の曲聴いて恥ずかしくなかったし。

Q:じゃあその中心にあったものは10年経った今でもブレてない?
e:ブレてなかったね。ブレてないところは全然ブレてないしむしろかっけぇなって思ったところもあったし。表現する形は変わったかもしれないけど、表現したいテーマっていうか、コアな部分は意外と同じやったんやなぁって再確認したね。

Q:結成半年後にライブしたのはどこでした?
e:AZでして、なんのイベントやったやろうなぁ。ちょっとパンクっぽいバンドとか出てて。何ヵ月か前に友達に誘われて、ライブそろそろやりますかってなって。7曲とかやったよ。

Q:でそのあと最初のEPはいつ出たんですか?
e:2005年の3月とかじゃなかったかな。「all right」とか「白黒太陽」はライブの3ヶ月か4ヶ月後にできた。初めて金大祭をやったのも結成1年目で、その時の1週間前くらいに。その時は新村君ギターで入ってたんや。
すごく練習のスタイルっていうか出てる音が変わった。oggyは受験か就活かなんかで抜けてんけどその時石村君が入って、音も変わって、俺はすごく刺激を受けて、「all right」と「白黒太陽」を文化祭前に一気に作った。

Q:『all right』を出した後で変わったことってありますか?最初のEP、プレス版ですよね。
e:あのときケダモノズがいて、一線でやってて、昔からケダモノズと繋がってて刺激受けてたし、付いて行こうって思ってた。

Q:やっぱり地元で先に活躍してる人がいるっていうのは刺激的になる?
e:やっぱり常に刺激受けてたよ。
鈴木(以下よりs表記):僕が大学入ったのは2005年なんですけど、そのときからnoidというすごいバンドがいるっていうのを聞いてました。
e:ほんとかよ(笑)
s:全然関係ないサークルですけど。
e:メロぽちでは結構埋まってた。ケダモノズ絡みのイベントしょっちゅう出てたから。だからケダモノズのギターがnoidに入ったときもあったし。

Q:そこから1stアルバム発売までなんですが・・・
e:1stの完成が2008年・・・ぐらいかな。正式に発売したのが2009年。2008年には完成しててiTunesで配信して2009年に流通したのかな、タワレコとかで。

Q:2005年から3年の間にどのくらい曲作ってました?
e:月に1曲は絶対出来てる。
s: 1stは16曲入ってますけどそれ以上は余裕で出来てた。
e: お蔵入りの曲もいっぱいあった。

Q: 1stは何でもアリみたいな、色んな曲を詰め込んだアルバムの印象で、アルバムとしての統一性ははっきり言ってないと思うんです。
e:無い無い無い。

Q:このアルバムでやりたかったことって何ですか?
e:単純に出会えたんだよね、録音してくれるエンジニアの人に。それが嬉しくて。とにかくいろんなのを試したかった。実験的に。1stアルバムだすんなら、外国の人って16曲とか入れるじゃん。そんなのに憧れあったし、日本人ぽいっていうか10曲でアルバムっていう概念はその時好きじゃなくって、がっつり74分が限界やってんけどギリギリまで入れて。
まぁとにかく実験をやりたかったね。初めてスタジオでじっくり作業できたし、いろんなことをやってみたかってん。

Q:それまでの曲作りしてったときも、スタジオで作りこみたいっていうのはあったんですか?
e:あってんけど、出会えんかった。自分らで録ってたけどそれも限界あったし、そのときはもう「夕暮れる焦燥」とか「angel」とか出来てたからせめてその2曲だけはちゃんとした音で録りたいって思ってた。でも録ってくれる人に出会えんかった。

Q:どういった流れでそのエンジニアの人に会えたんですか?
e:金大祭でPAしててん。だから毎年顔合わせしててんけどベースのタツヤ君とも知り合いっていうのもあって、じゃあ2曲録ってみようかってやってみた。

Q:たしか、1stを録ったとき「バンドやめる」って聞いたような覚えがあるんですよ。
e:そのときも言ってた?(笑)とにかく全部出してやめようと思ってたんやろうね。個人的にangelを出した時点で結構な達成感になってしまってん。またやりたかったら、またバンド組めばいいかなって思ってたし、結構バンドってそんなもんやん。自分の中でここまで行ったら次かなぁとか。
s:実際その1stを録音できた後ってあんまりライブしなかった。
e:いろいろあってん。ベースが抜けてライブが出来んかってん。1st録った後、録ってる最後らへんからライブが全然出来んかったからこれはもう無理かなって思ってた。

Q: suzuki君の加入のキッカケは?
s:もともと別のバンドをやってて、そのバンドでvanvanと福井チョップの共同イベントがあって、2ヶ所で。モノクロスっていうバンドで。そこのイベントに金沢のバンドで好きなの誰でも誘っていいぞって言われてnoidかなって。それでnoidと福井チョップで初めて対バンしたんです。
e:懐かしいな。
s:その時にたしかバンドのSEでバトルズを流したんです。
e:流したかもしれん(笑)その時はまっとって。
s:それで、くいついたらしくてライブ終わったすぐに声かけられたんですよ。

noid-s

Q:じゃあそれきっかけでベース抜けるし・・・みたいな?
e:そう。最初はゆっきぃ(現キーボード)をベースにいれたら面白いかと思って入れたんやけど、ゆっきぃも仕事めっちゃ忙しいときやったし、全然ライブが組めなくて。ずっとどうするどうするってなってて、その年の11月くらいにsuzuki君が入ってくれたんかな。
s:声かけられたのはその半年くらい前ですね。声かけられて、ベースやりませんか、いいですよーって言ってからそこから半年待った(笑)
e: suzuki君も忙しくしてたし、ゆっきぃを一回試したかってん。この子入れたら面白くなるんじゃないかなと思ってんけど難しいってことで。それで2008年の秋くらいかな、suzuki君が正式に入ったのは。それから2回目のライブがサマソニやったもんね。
s:そうですね。

Q:サマソニの経緯みたいなのは?
e:あの時はマイスペースとかが凄かったんやって。その年は俺「月刊オルタナの夜明け」ずっとやってて。好きなアーティストを探して、ひたすら紹介してくっていう。
(※当時、SNSサイトmixiのコミュニティページで海外のインディバンドを月一で紹介していた)

Q: 僕も読んでました。
e:そう、そういうのをみんな読んでたっていうからびっくりしたね。マイスペースとオーディオリーフにすごくはまってて、とりあえずアップしてた。noidとか実験的なこともやったりしてて。それで初めてのサマソニオーディションで、オーディオリーフ枠っていうのがあったんやって。それは一枠だけで。そこでクリックしてみて、クリックして応募しとけと思って。そしたら何ヶ月後かにメロポチの熊野さんから「サマソニでたいか?」って電話かかってきて、「出たいです!」って答えたら「e+の人にe君の携帯教えるよ」って意味のわからない事を言われて、しばらくしたら電話がなって、e+の出れんの?サマソニの担当の方からで「サマソニオーディション合格しました」って連絡来て、、新手の詐欺かと思った(笑)それでみんなにすぐ出るぞ!って言って。
s:メールが来ましたね。「サマソニに出ることになりました」って。

Q:突然の大舞台だ(笑)
e:suzuki君は2回目のライブやったよね。
s:加入してからすぐ録音してたんですよ。いきなりレコーディング呼ばれて。そこから入ったばっかなんでnoidに慣れるというか。そういうのを3ヶ月かやって、初ライブをやって、その1ヶ月後にメールが来てサマソニ出ますって(笑)
e:その時に聞いたらセカイイチのイワサキさんが審査員をしてて「wood world」を聞いて、こいつら見たいってなってくれたらしくて。何か他のバンドと違ったんだろうね。バンドっていうよりもUSインディーとか、民族的で、これ聴いて評価してくれる人いないかなって思ってたから、1曲目聞きますって書いてあるから1曲目「wood world」にしとけと思ってそうした。
s:明らかにあれは地方に住んでる人が趣味でやる曲ではない。
e:そうやなぁ(笑)俺は紹介されてもおかしくないやろってくらいの曲を作りたかってん。だからやってて良かったって思った。

Q:2000年代ってマイスペースやYouTubeがでてきて、ネットがあるからレコード屋さんに行かんくてもマニアックな音楽が入ってきた。
e:すごく近くなった。

Q:そうなんですよね。
e:その世界の片田舎で鳴らしてる音まで聞けてしまうわけで。だからこんなうれしい世界になったんやと思ったね。

Q:ネットで音楽を発掘する事っていうのは影響や刺激があった?
e:間違いないね。それはもうある。自分の蓄積に一番なるわ。結局DJの仕事ってそうやと思う。だからDJのひとって曲書けばいいと思う。

Q:確かにね。誰よりも曲知ってますからね。
話を戻して、サマソニのステージってどこでした?
e:メインのでっかい通り道のところ。メインのスタジアムがあって幕張スタジアムやったっけ。
s:そこにある無料エリア。
e:そうそう、誰でも入れる無料エリア。

Q:その時のお客さんの反応はどうだった?
s:noidの出番って1日目の1発目の始まる前。それで平日で。
e:それでもパラパラとお客さんおったな。
s:立ち止まって見てくれる人もいたし。2、30人くらい。

Q:その時の地元での反応って?ライブブッキングが増えたとか?
e:全然ないね。
s:あったかないかって言ったら特にないかな。

Q:サマソニ以降もライブは月1とか?
e:何したっけ。2ヶ月に1回とか。
s:サマソニ以降はあれですよ。1stが流通した。手売りじゃなくて流通した。
e:4月とかだった。
s:ようやく発売から1年くらいた経ってレコ発やったんですけど。
e:そうや。サマソニ終わってレコ発2バンとかでしたんやねfukachan、sanchan達と。そのあたりからfukachan、sanchanもメンバーとして入ってきて。そのあたりで名古屋に呼ばれてハポンとかでライブしてた。

Q:レコ発でfukachan、sanchanとやったのが、noidとしてのfukachan、sanchanの始まり?その時noidのメンバーは?
e:俺、suzuki君、oggy、yutaka、fukachan、sanchanの6人。

Q:僕6人のときが一番印象に残ってるんですよ。
s:いい意味でごちゃごちゃしてた。
e:そうやなぁ。

Q:あのイメージって海外で言ったらUSインディバンドみたいで、色んな楽器の音がかちゃかちゃしてるけどpopに消化されてる。それがこんな近くで、地元のバンドがやってるのがすごく嬉しかった。
e:そうやね。まぁ大人数になればなるほどスケジュールとか難しくなっていくしね。でもすっごい楽しかったよね、6人でがちゃがちゃしてるけど。

noid-e

Q:あれは本当に一つの到達点みたいな。
e:そうだね。それはそこで到達してて。

Q:それまもnoidにしか出せない音を出しとるけど、あの6人編成になった時にnoidというバンドが完成した感じでした。
e:そのときは「wood world」をやってても楽しかったし「climber」とか。「ヨルヲアルク」もその時はもうできてた。「ツバメ」とか「SOS」とかもやってたと思う。

Q:その頃にドラムが東京に行ったんでしたっけ?
e:転勤で県外に行ってしまったから。本当はツインドラムっていうかパーカッションがすごい良かってんけど、人がいなかったからsanchanに一人でドラムをやってもらって中音固めてこうかってなりました。

Q:6人から元の4人編成に戻ったんですよね。
e:fukachanも京都に行ったから4人に戻ってしまってん。

Q: 6人編成もライブで聞いててすごく面白かった。それがレコーディングになるとどうなるかって気になったけど、演奏面とか聞いてたらやっぱりその後の4人編成ってすごく良いなって思いました。以前の6人になる前の4人編成のnoidと今のnoidって全然違うんですよ、僕の中で。音の出し方とか説得力とか。
e:通ったしやろうね6人を。

Q:明らかに違った。自分たちの中で変化した事って何かありますか?
e:俺はギターやからエレキをガットにしたりとかはメンバーを見て意識するし、今まで誰かがやってた音を誰かが補うっていうのはすごく意識してやってる。メンバーが少なくなったら聞き手も同じ曲で違うイメージを持ってもらえるのも嬉しいけど、それやったら新曲を出したほうが新鮮な耳で聞けるし。だからその時も新曲をガーって作った、結構メンバー変わるごとに新曲作るかもしれん俺。

Q:曲が生まれる時ってどんな時ですか?
e:春だね。春だけで、夏秋冬合わせて同じくらい。でも全部捨てたくない聞かせたい曲。いろんな思うことがあるのか、できてしまうね。
でもできんときはできんしね。何弾いてもピンとこんかったり。
なんでやろうな。桜咲くからかな。なんかあるやん、冬から春に変わる瞬間の感動っていうか。

Q:曲作りで大切にしている事ってありますか?
e:コードじゃないかな。1コードでもよければそれでもいいし。ギタージャラーンって鳴らしてその重なりが良ければ、おなか一杯になればそれでいいし、それにプラスでテンポとか拍とか組み合わせやね。それによって生まれるメロディーが良ければ採用、ライブで1回は絶対やると思うし。でも大事なのはコード、響きやね。個人でやって良いのはsoundcloudとかに上げたりするけど、バンドでやって全体で音出すのと全く違うし、これは!って思うやつは練習で何回かやってライブに持っていくし、録音もされるかな。

Q:スタジオに持っていってバンドにする時ってどんな指示をするんですか?
e:いたって出さないし、いたって言葉にしない。

Q:それはなぜ?
e:言葉にするとそれは鎮撫になるから。一番説得力あるのは音やから余計な言葉を付け加えるとそれによって捉えるイメージって絶対落ちるし。こうしてって言うとそれでまた概念ができてしまうし、そうするとみんながこうやろうって思ってたものを壊すことになるから。とりあえず黙ってやるね。何回も黙ってやって、それで思うことがあれば言うけど。そんなに細かくは指示出さんよね?
s:ドラムにはうるさいですよ。(笑)ドラムとギターにはうるさい。

Q:sanchanとoggyさんは言われてるってことなんやぁ・・・。
s:sanchanには厳しい。ドラムで曲が固まってくるところってあるから。もともと出したいイメージっていうのもあると思いますから、それに近づけるっていう意味でsanchanにはより強く言ってますね。

Q:リズムには厳しいんですね。ベースラインとかリードギターは?
e:リードギターは、俺がギターやからかなり細かく指示出す。

Q:言葉に出してるんじゃないですか(笑)
e: (笑)
s:僕はあんまり言われないです。
e:ベースあんま言わんなぁ。

Q:作曲するときに自分の中でベースラインが無いっていうことですか?
e:ある。あると思うけど俺はそれは弾いてるよね、ルート的なやつやけど親指で弾いてるし。そんなぐらい。それにまた何か浮かべば言うときもあるよね。それをすごく顕著にやってたのが「spece-elephant」やってた時であれは俺が全部ベースライン考えたし。

Q:曲作りして、ライブでやってまた変化して・・・それをアルバム制作に向けてどう落とし込んでいったんですか?
e:(2nd)アルバムはご存知の通りすっごい時間かかったよ。もう4年かかってんけど。一つのフレーズ作るのに4時間かけたりとか、普通にやってたし、数秒を決めるのに4時間かけて、また来週みたいな。1週間に1回しかやらんしね。1週間はそれについてずーっと考えて。細かい作業の繰り返しでちょっとずつやっていったからすごく時間はかかったけど。
連休とかあればエンジニアさんと予定合わせて1日丸々やったり進めたりしたけど。長く入ったりして。基本は金曜の夜やったね。金曜の4時間に命をかけてた。

Q:1stがエンジニアさんとの出会いで試してみたかったアルバムなら、2ndでのゴールとかはありましたか?
e:やっぱり誰が聞いてもいいねっていう、音楽詳しい人が聞いてもいいやんってなったり初めて聞く人でもいいやんって思う感覚は目指したね。両方の位置の人に聞いてもらってもいいねって言ってもらえるのはすごく大事なことやし音楽にとって。別に媚びるってわけではなくて、それでも俺らのやりたいことはやったし、且つそれでも広く間口を広げるにはどうしたらいいかっていったら音にこだわるしかないから。たとえば難しいことやっててもそれをpopに表現するにはどうしたらいいかっていうのはすっごテーマにしたし。変わってややこしいことはしてるんやけど、ノリよく聞けたり、popなメロディーで歌いやすかったりとかね。結果としてそうなったんやけどずっとそういうことを意識してやってきて作りこんで来たんだと思う。

Q:変拍子をすごく取り入れていくじゃないですか。ファーストの時は?
e: 1stの時はせいぜいが5拍子。

Q: 1st以降ってもう普通じゃわかんない拍子を取り入れていくじゃないですか。それはなぜですか?
e:楽しいから。単純に楽しいから(笑)最初はやっぱりどう頑張ってもできないのよ。でも何回も頑張ってやってたらだんだんできるようになってくる。自分が聞いてる人たちはそれを普通にやるから悔しくて、今やってる曲はさらに訳わからんし、まだ弾けないっていう(笑)まだ誰も到達していないところに冒険したいとかそういう感覚かな。noidはやっとそういう所に足を踏み入れることができそうな所に来つつあるのかなって思う。

Q:今回のセカンドって、変拍子とか音作りどの曲にしても変っていうか、単純に(笑)日本語で歌ってるのとかは置いておいて、国みたいなのも分からないし、なんていうか果たしてrockなのかなっていうものもあるし、popsでもないなっていう。音楽としての分かりやすさ、popsじゃないのに聞きやすい、まさに誰が聞いてもいいなっていうのが成功しているんだと思うんですよ。
e:そこがテーマ、到達点でもあるしね。

Q:これがnoidだと思うんですよ。変だけど、嫌味がない変なことをしてる。
e:且つどこにも属していないっていう。自分にとって生活していくうえで音楽っていうのは一部やし、それがそのまま4年かかったけど形としてできたんかなっていうのはあるね。うまく生活とリンクして作品になっている形が、理想に近づいてやれてるっていう。

Q:アルバムにも収録されている7インチレコードシングル「city」については?
e:あれこそ作ろうと思って作れる曲じゃないから。本当に奇跡的やったと思うわ。だからあれ超える曲はなかなか生まれんよ。
s:それこそ「city」がいままでnoidでやったことないことをやったっていうイメージです。

so-are-millions-of-us

Q:僕も初めて聞いたとき、すごくストレートなrockをnoidがやってる、ROCKナンバーや!って思いましたね。あれ何拍子でしたっけ?
s:あれは基本4拍子で。間奏で3拍子、大サビで5拍子です。

Q:もう全然わかんないんですよね。
e:それが嬉しいね。

Q:その消化の仕方が今のnoidの力なんだと思います。あの1曲って単純に良い曲だけなんじゃなくて今まで培ってきたものの集大成だと思うんです。シングルにふさわしい曲だと思います。
e:球種で言えばフォークとかカーブとか自分なりに使いこなせるようになってこその剛速球が投げれるようになったんやと思うわ。

Q:地元でもこんなに恵まれているバンドなかなかいないと思うんです。ここまで来れた理由ってあります?
e:うーん。一番の原動力は自分が作った曲に対していいやんって思うことができる、それができんくなったらやめるって思ってやってるけど。いまはまだぱーっと弾いた曲でも感動できるし、それがまだ続けていける原動力。やってる行動はバリエーションは増えてないけど拍とかが組み合わせが増えていっているから表現の幅は広がっていってると思う。自分は音楽を聞くのがすごく好きだしそれがやっぱりあるし。どれだけ聞いてても飽きんしね。好きな人が新譜出したらめっちゃ良いなって思うし、感動できるからだよね音楽に対して、聞くのもやるのも。だから続けていけるんやと思う。もちろんメンバーもすごく良いメンバーやから恵まれていると思う。

Q:今はもう3rdの曲に取り掛かっているみたいですがいつ完成しそうですか?
e:年内に出したいんやけどなぁ~(笑)大変や。
s:超低クオリティでいいならすぐ出せます(笑)

Q:2ndアルバム出してその反響が大きかった。賞も取ったし。
最後にこれからのnoidの目標を教えてください?
e:さらに属さない。
s:僕が個人的に思っているのは2ndはいろんな人のおかげでできたアルバムだと思っているんですけど、メンバー以外でも。3rdはプライベートスタジオでやって完全に自分たちだけでやってる状態なんで、その環境で自分たちで2ndにも匹敵するようなクオリティのものを作れるようになりたいと思います。
e:だからさらにnoidらしいものを表現できるアルバム、もっともっとオリジナリティを上げたいし、上げられると思ってるし。それは一般的にいうとpopからはずれるんかもしれんけど。それでもそれは冒険していって楽しいところやし。突き詰めていこうかなって思ってるよ。テンションも一定でやれてるし。

Q:楽しみにしています。ありがとうございました。

インタビュー・編集・写真:太陽のおなら
編集協力:hikaru

noid オフィシャルサイト
http://music.geocities.jp/noid_4/

OTOTOYでのnoid紹介リンク
http://ototoy.jp/feature/2013121200

noid “city” MV

2014/06/06 更新